天下り先となるJRA
民主党政権が掲げた「政治主導」の目標も「官から民へ」の叫びも、思うようには通じないというのが我が国の現状ですが、一見政治と競馬はまったく無関係のように見えて、実はそうでもないということをみなさんはご存知でしょうか?
やはりカネの動くところには政治がつきもの、競馬など、政治利用のかっこうのターゲットです。
敗戦で絶望の淵に立たされたわが日本国ですが、今ではその面影も残らないほど、先進国としてのプライドに満ち、諸外国をリードする立場に恥じない成長を遂げました。
その成長の裏には、官僚と呼ばれる人々の絶え間ない努力があったことは事実です。
しかし、その一方で、私腹を肥やすための手段は選ばないというのもこの官僚の古くからの体質です。
とにかく危機的状況に陥っている我が国では、余計に官僚たちの目に余る考え方が、我々一般人には何とも腹立たしいところです。
もちろん「天下り」のことです。
ところで競馬、いろいろな意味で大きな幸せを提供してくれるこの最高のエンターテイメントですが、競馬は我々のものであるのはもちろんですが、残念ながら、そうした一部官僚の意に任せた絶好の「カネづる」であるという事実も忘れてはなりません。
なぜならば、JRAを管轄するのも国の機関である農林水産省だからです。
実際、競馬のレース名にも「農林水産省賞典」などの枕をともなったレースがいくつか存在しています。
もちろん、事務次官や政務次官がこうしたギャンブルにウツツを抜かすということではありませんが、そうしたトップから、あるいは官僚組織全体からこぼれおちた一部の官僚が、天下って私腹を肥やすわけですが、JRAにも小さからぬ矛先が向けられているというのは意外に知られていない事実なのです。
なにしろ、JRAの売り上げは、農林水産省の中でも群を抜いたトップですから、目をつけられるのも当然と言えば当然なのですが、我々一般のファンからすると、これはいかにも納得できない事実であることにはかわりありません。
我々にとって最高のエンターテイメントである競馬が、天下り先としても好都合であるというのは、何とも皮肉な結果です。
